薬剤師不足と資金繰りの悪化から
やむを得ず売却することに。

薬局売買.jpで売買成約となった両者へ弊社代表取締役 相良〈左〉がインタビュー。
ご売却された方、ご購入された方に、売買のきっかけや弊社を利用した感想などを伺いました。
薬局を売却したい方からのよくあるご質問
ご売却された方〈右〉
株式会社ラッツ・メディカル 代表取締役・薬剤師 木村涼平様
ご購入された方〈中央〉
BAMりゅう薬局 専務 小林 和正様
相良

相良このたびはご成約おめでとうございます。早速いろいろお話を伺っていきたいのですが、まずはそれぞれご売却、ご購入のきっかけからお聞かせいただけますか?

木村様私は、薬局を3店舗経営していたんですが、専務と常務が同時期にそれぞれ独立することになり、薬剤師が不足してしまったことと、資金繰りの悪化から1店舗を手放そうと思ったんです。

相良なぜ、この代々木上原の店舗だったんですか?

木村様3店舗のうち、この店舗を売ろうと決めたのは、一番売上が高い店舗だったので、すぐに買い手が見つかるのではないかと思ったからです。

相良小林さんはいかがですか?

小林様うちはすでに2店舗を経営しているんですが、3店舗目を持ちたいという思いがあって。特に地域は限定せず、都内の駅から10分圏内という条件で探していました。

相良弊社の薬局売買.jpに仲介をご依頼いただいた理由は?

小林様他の仲介会社では手数料を取るのに対し、仲介手数料が無料だというところが一番の決め手でした。

木村様私も同じです。他社の場合、売却側の手数料無料はありますが、購入する側も手数料無料というのは見かけませんね。私が提示する金額プラス仲介フィーが乗っかるはずが、そのフィーがないため、買う側は純粋に売却額だけを支払えばいいし、こちらもその分売却額が多くなるわけですから、お互いにメリットがありますよね。

小林様そうですよね。それが一番、大きかったですよね。

木村様それと、インターネットで「薬局売買」というワードで検索したときに、上位に表示されるというのも、選んだ理由のひとつ。ここなら買いたい方も多く見ているだろうから、早く買い手が見つかるんじゃないかと思いました。

売却側、購入側、
それぞれの薬局への想いがマッチング。

木村様

相良弊社の対応はいかがでした?悪いとはいいにくいですよね 笑

小林様笑 とても真摯に対応していただきましたよ。

木村様レスポンスもすごく早かったですよね。手書きで約2年間の技術料を提示しただけだったにも関わらず、案件を出してすぐに購入希望者の方をご紹介いただき、3〜4組の方にお会いしました。

相良そうでしたね。どんな方に購入していただきたいというお話もされていましたよね。

木村様ええ。薬局を大切にしてくれる方で、月曜日から日曜日まで営業している薬局として患者様も認知されていたので、それを継続して頂ける方であれば、初めて薬局を開業される方でも、経験者の方でもどちらでもいいと思っていましたが、大手には譲りたくなかったんです。誰に譲るかということでは悩みましたね。金額は安いけれどこの人に売りたいなとか、金額は高いけれどこの人には売りたくないとかっていう気持ちになったりして。自分が買ったときは正直、金額と利益だけだったんですが、売る立場になってはじめて、相手がどういう人なのかというところまで見ないと、売れないんだなって思いました。

相良相当悩まれて、小林さんに譲ることを決められたんでしたよね。

木村様そうですね。希望提示額と私の売却希望額の差がそこまでなかったというのは正直ありますが、すでに2店舗経営されていて、お父様、お母様、ご本人と薬剤師が3人いらっしゃると聞いて、3店舗あっても薬剤師が足りなくなるという心配がなかったことと、これから事業拡大されていくんだろうなという印象を持ったからです。同年代で印象も良かったですし。

小林様たしかに木村さんとは、同年代ということもあり、引き継ぎなどもスムーズにできましたよね。その点では私もすごく助かりました。

左寄せの画像

相良小林さんはこの店舗の購入を決めた理由というのは、どんなところでしたか。

小林様駅が近いというのが一番ですが、患者様がさまざまな医療機関から処方箋を持ってきてくれるという実績があったことも大きいですね。このあたりは、新参者は受け入れられにくい土地柄なので、新規の薬局を作るよりも、昔ながらの薬局を譲渡させていただくほうが良いと考えていました。それと、調剤薬局ではもっと狭いところも多いですが、地域のかかりつけの薬局ということを考えると、狭いと話もしづらいですし、薬を渡すだけになってしまうので、ある程度の広さがあるところも気に入りました。国も調剤薬局の位置づけを変えていこうという動きがあるなかで、それに見合った薬局をと考えていたので、そういう意味でもぴったりでした。

相良なるほど。物件の見方はいろいろあると思いますが、先を見据えた薬局展開を考えてのことだったんですね。

小林様そうですね。今は父がこの店舗を担っていますが、今後、父が引退しても、優秀な薬剤師さんを置けば、薬剤師に患者様が付いてくることも多いので、将来的にも経営としてなりたっていくだろうなと思ったんです。

引き継いだ薬局で、患者様の信頼を深め、
地域に根ざした調剤薬局を目指す。

相良小林さんに購入していただいてよかったですね。

木村様そうですね。代々木上原の駅前の薬局として、地域の住民の方に不安を与えることなく、引き継げたというのは本当に良かったと思っています。小さなことですが、例えば、私宛の郵便物が届いてもメールや電話をいただいて、取りに来たりしているんです。詳しい話はしませんが、気持ち良く売れたからこそ、直接取りに来ることもできます。そうでなければコンタクトすら取らないでしょうし、今日こういうお話をすることすらできていなかったと思います。

相良そう言っていただけると嬉しいですね。仲介させていただいた甲斐もありました。

小林様私もいい店舗を見つけることができて、嬉しく思っています。ありがとうございました。

相良木村さんは売却されて今後どんな展開をお考えなんですか?

木村様既存の薬局の強化もそうなんですが、薬局事業とは別に、健康食品と化粧品の販売会社とセミナーの会社の2つの法人を立ち上げたので、薬剤師としての経験と知識を活かして、そちらにも力を入れようと考えているところです。

相良素晴らしいですね。小林さんは、購入いただいた店舗を通して、今後どんな薬局を目指していかれるんでしょうか?

小林様信頼されることが一番ですよね。信頼できる薬局じゃないと、駅前とはいえ患者様に選んでもらえませんから。調剤薬局として処方箋通りに医薬品を出すことはもちろんですが、健康指導を行なったり、お薬についての電話相談を24時間体制で対応できるようしたり。実は、月曜日から日曜日まで営業するという条件を聞いたとき、最初はちょっと難しいかなと思ったんです。でも、あそこは毎日やっている薬局だというイメージが定着しているからこそ、患者様も来てくださるので、信頼性を築くためにも引き継いでやっています。1店舗はクリニックモール、もう1店舗は門前薬局、こういう面薬局を持つのは初めてで、患者様も違えば、薬も違います。1人1人の患者様との対話も長く、非効率的ですが、それが今後に結びつくと信じて、地域に根ざした調剤薬局を目指していきたいですね。